『ガラクタを捨てれば、人生はすべてうまくいく』竹内清文著 面白かった本 ご紹介

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本の虫 読んで面白かった本

面白かった本のご紹介です。

『ガラクタを捨てれば、人生はすべてうまくいく』竹内清文著 PHP文庫

「ガラクタ」を捨てる=断捨離

 一言で言えば断捨離の本です。

 著者の竹内清文さんは、国際支援のお仕事に忙しくしている時にストレスから体調を崩し、今の仕事は自分が本心から望んでいる仕事ではないと気づかれたそうです。

 退職後、どうやって生きていこうか悩む中、カレン・キングストン女史に出会い、彼女の教えで一気に断捨離に目覚めたとのこと。

 この本では断捨離という言葉は使われていません。「ガラクタ」を見極め、捨てることによって、過去の執着を手放し、新しい未来を受け入れていく心の準備をすることを説いています。

 心が「上がる」ものが必要なもの。心が「下がる」もの、使わないもの、整理整頓されていないものを「ガラクタ」と位置付けます。

 ときめかない洋服は捨てなさいと説いた、こんまりこと近藤麻理恵さんの言葉を思い出しますね。

 人は「ガラクタ」を通して過去に執着している。その過去をしっかり見つめなおすことで、本当の意味で「ガラクタ」と縁が切れて未来を見ることが出来る。竹内さんはそう説きますが、まさに断捨離だと思います。

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 断捨離って流行りましたが、あれは何も単なるお掃除やお片付けの言葉ではないんです。もとは仏教用語で、ヨガの思想から取り入れられたものです。(ヨガも単なる体操じゃないんですよ)

 断行(不要なものを断つ)捨行(不要なものを捨てる)離行(執着を離れる)のことで、モノを通してそこに宿る自身の執着を見つめ、モノを手放すことを通して、その執着を離れることが真意です。

 断捨離に関しては、noteを書いたことがあるので、ご紹介しますね。(無料noteです)

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 出版がPHP文庫ですから思想的な色合いが濃いですが、さくっと読みやすいです。この本は竹内氏の3冊目の著書になります。

「ガラクタ」をため込むのは誰しもあることですが、突き詰めてしまうと、社会問題化したごみ屋敷につながります。

 ごみ屋敷というくらいですから、他の人から見たら明らかにごみなんですが、当の本人は、ごみだなんて思っていません。それぞれに意味があって、彼ら・彼女らからしたら宝物だったりします。

 その「ごみにしか見えない宝物」には、何か別の思い出だったり過去の栄光だったりが反映しています。本人が捨てたくないものは、本当はその「過去」だったりします。

 ですから、ごみ屋敷問題を解決するには、本人のカウンセリング的なところから本当は入る必要があるんですね。忙しい現代人、特にお役所にはそんな暇はないから、行政代執行でバサッと捨てられてしまいますが。

 根本的な「過去」への執着が解決されていないので、またすぐに元通りになるのは周知のとおりです。私たちも小さくとも同じような問題を抱えているから、モノがあふれるのだということは知っておいてもいいと思います。

 今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。感謝です!(春香拝)

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