6月29日、元アイドルKAT-TUNの田中聖容疑者が、覚せい剤所持容疑で現行犯逮捕されました。JR柏駅前で覚せい剤を所持していたと報道。午後10時頃、巡回パトロール中の警官から目をそらすなど不審な鼓動をしたため職務質問を受け、返事をしなかったので令状を取った警官に所持品を調べられ、覚せい剤を所持していたのがわかったとのことです。ズボンの内側から、4センチ四方の覚せい剤入りの袋が見つかりました。
田中聖容疑者は、2月に名古屋市のホテルで覚せい剤を使用した他、危険ドラッグRUSH(ラッシュ)の所持で逮捕。今月20日に執行猶予3年の判決を受けたばかりでした。2013年には「度重なるルール違反」によりジャニーズ事務所を解雇され、2017年5月には渋谷区の路上で大麻取締法違反でも逮捕されています。
前回2月の逮捕は薬物所持の初犯なので執行猶予が付きましたが、薬物入手ルートなどをすべて自白したわけではなく、再犯の可能性が高いとして警察にマークされていたとの話もあります。これまでも芸能人や音楽関係者の薬物所持・使用容疑での逮捕時に、田中聖容疑者の名前は水面下で上がっていたといいます。警察当局は、彼の逮捕を通じて「名古屋ルート」と呼ばれる覚せい剤の販売・流通ルートを突き止めたい模様です。
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薬物に手を染めるルートとして、入口に大麻であることが多いそうです。国によっては使用が犯罪とならないところもありますので、日本でも大麻使用を認めようという主張もあり、手を出すハードルが低いのでしょう。田中聖容疑者も同じでした。大麻からやがて覚せい剤や、性的興奮を高める危険ドラッグへ移行することが多いです。依存症が形成されてしまえば、簡単には逃れられません。
みなさんは田代まさしさんを覚えているでしょうか。彼も何度も覚せい剤所持・使用で逮捕され、釈放されてからは、薬物依存症から抜け出そうとする人を支援する「日本ダルク」でスタッフもしていました。彼なりに抜け出そうと努力したのだと思います。同時に田代さんは、目の前に覚せい剤を出されたら、きっぱり断れるか不安だ、とも言っていて、一度覚せい剤に手を出したら、簡単には抜け出せないことを語っていました。
チャゲ&飛鳥のアスカさん、野球選手の清原和博さんなど記憶に新しいかと思いますが、専門施設で薬物依存症を治療しています。田中聖容疑者がすぐに治療に向かわなかったのは、本人の意向かもしれませんが、ひょっとして再逮捕を念頭に、警察当局が泳がせていた気もします。それは考えすぎでしょうか。
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