【ゾンビ麻薬】フェンタニル殺人:アメリカユタ州で夫を失った悲しみを絵本にした妻が夫を殺害していた

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薬の錠剤 B級ニュース

【ゾンビ麻薬】フェンニタル殺人:アメリカユタ州

アメリカCNN放送や、ニューヨークタイムズなどによると、ユタ州パークシティに住む、3児の母親、コリン・リチンズ容疑者が、夫のエリックさんを殺害した容疑者に特定されたと、2023年5月9日、報道されました。

5月19日に裁判所の審理を受ける予定です。

彼女は、約9年間にわたり、別名「ゾンビ麻薬」とも呼ばれる、強力な麻薬性鎮痛剤フェンタニルを夫にこっそりと飲ませ、死亡直前には、致死量を与えたとされています。

夫のエリックさんの解剖結果では、致死量の5倍のフェンタニルが検出され、口から摂取したことがわかりました。

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フェンタニルは癌性疼痛の緩和などに使用される医薬品ですが、乱用されることが多く、問題となっています。

ヘロインやコカインの50倍から100倍の効力があると言われており、最近では、ヘロインやコカインにフェンタニルを混ぜることで、強い鎮静作用を求めるようになってきています。

フェンタニルは強い鎮静効果があり、乱用すれば依存症を引き起こし、過剰摂取すれば呼吸が止まり、死亡します。

しかも、本来は医薬品として病院で使われるものですので、正々堂々と輸送、製造ができます。

このことによって、フェンタニルの薬害による死亡は、アメリカの18歳から49歳の死亡原因第1位となっています。

「ゾンビタウン」と呼ばれるペンシルバニア州フィラデルフィアでは、多数の薬物患者がさながらゾンビ映画のようにふらふらとうごめいています。

彼らの大半は、フェンニタルによる薬物中毒者です。

事件の経緯

事件の経緯は次の通りです。

2022年3月4日、アメリカユタ州にある自宅ベッドの足元で、夫のエリック・リチンズ(当時39歳)さんが亡くなっているのを、妻のコリン・リチンズ容疑者(33歳)が発見しました。

当時の調べに対して、リチンズ容疑者は、3日午後9時ごろ、仕事に使う家を新築したお祝いのウォッカベースのカクテル、「モスコミュール」を夫のために作り、持って行ったと話しています。

夫婦の寝室を出て、夜驚症を患い、夜を怖がる息子と一緒に子供部屋で寝た後、4日午前3時ごろ、夫が冷たくなっているのを発見したと供述しました。

夜驚症(やきょうしょう)とは、子どもに多い症状で、睡眠から不完全に目覚めることで、大声をあげたり、パニックになったりする睡眠障害のひとつです。

夫が倒れているのを見つけたリチンズ容疑者は、4日午前3時22分、夫が意識不明だと救急要請をします。

救急隊はエリックさんの蘇生を試みましたが、その場で死亡を確認しました。

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また、リチンズ容疑者は、携帯電話を、夫のいた夫婦の寝室に置きっぱなしにしたと供述していますが、その間に使用された形跡が残っていました。

何度もロックをかけたり解除したり、移動した形跡も残っており、メッセージを送受信した後、削除したこともわかりました。

このような矛盾から、警察はリチンズ容疑者を疑っていたようです。

パソコンや携帯電話からは、リチンズ容疑者と、麻薬所持歴のある知人との間のメッセージが残されていました。

「腰を痛めた投資家のために処方された鎮痛剤を入手したい」というメッセージ
→ ヒドロコンを調達
「マイケル・ジャクソンのものもいくつか」というメッセージ
→フェンタニルを要求
2022年2月11日、15~30錠を900ドル(約12万円)で購入

悲劇のヒロインから一転、殺人犯へ

彼女は、夫の死から1年後、愛する家族を失った悲しみと向き合う、子ども向けの絵本『Aer You With Me?(ここにいるの?)』を出版し、童話作家として地域で名前が知られるようになります。

ユタ州のテレビにも出演し、3人の子どもたちも執筆を手伝ったと語っています。

悲劇の主人公から一転、捜査当局は、リチンズ容疑者を、夫のエリックさんに致死量のフェンタニルを飲ませて殺害したとして、逮捕しました。

裁判所の記録によると、リチンズ容疑者は、夫を殺害するまでの数か月間、知人から数回にわたりフェンタニルを不正に購入していたとされています。

エリックさんが死亡する前、2022年2月14日、リチンズ容疑者が用意したバレンタインのディナーを食べた後、エリックさんはひどく気分が悪くなり、友人に、妻は自分を殺そうとしているらしいと話したことがありました。

動機はエリックさんにかけられた生命保険の保険金だと考えられています。

2022年1月、エリックさんの生命保険の受取人の件で、夫婦は揉めました。

エリックさんは、リチンズ容疑者が、自分を殺すかもしれないと考え、遺言書の受取人を妹に変えたとされ、離婚も申請するつもりだったとのこと。

彼の死後、自分が遺言から外されていたことを知ったリチンズ容疑者は、遺言の管理権を求めて訴訟を起こしています。

まとめ

以上が【ゾンビ麻薬】と呼ばれるフェンタニルを使った夫殺害事件の全貌です。

詳細は、5月19日から裁判が始まるので、少しずつ明らかになっていくことでしょう。

動機は、保険金だと言われています。

ツイッターの写真をみる限りでは、仲が良さそうなご夫婦に見えますが、お金が絡むと怖いですね!

しかも、妻のリチンズ容疑者は、夫を突然亡くした悲劇のヒロインとして一躍時の人となっていました。

愛する人を亡くした子どもたちへのメッセージとする絵本も執筆しています。

殺人容疑がかかるまでは、世間からは同情され、童話作家として地域では有名になっていたそうです。

なにより、この夫婦の子どもたちの将来が案じられてなりません。

殺害された夫のエリックさんの遺言を妹に託したとありますので、この妹さんが、子どもたちのケアをしてくれることを祈るばかりです。

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