【中華そば龍の髭】殺人事件勃発
２０２３年４月２２日、午前１１時過ぎ、神戸市長田区東尻池町のラーメン店【中華そば龍の髭】の店主、余嶋学氏（５７歳）が、厨房で、頭から血を流して倒れているところを、女性従業員に発見されました。
女性従業員が、買い物に出かけたすきに襲われており、計画的な犯行だと思われます。
口の中から拳銃のようなもので撃たれていた様子で、救急車で運ばれましたが、余嶋さんは、そのまま命を落としました。
神戸で銃殺された「山口組系組長」はなぜ「ラーメン屋」を経営していたのか 「テールラーメン」が食べログで高評価（デイリー新潮）
この事件が報道された時、普通のラーメン店の店主が、拳銃を口から突っ込まれて殺害されるという悲惨な事実に、みなさん驚かれたことと思います。
やがて、店主の余嶋学店主は、暴力団の組長だったことがわかりました。
これにも、やっぱりびっくりしたのですが、殺され方からすると、やっぱり暴力団がらみの抗争だったのかと、妙に納得がいきました。
いくらなんでも、一般人の殺され方じゃないよね。。。と。
さて、今回の被害者の余嶋学組長は、一体、どんな人だったのでしょうか。
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※２０２３年４月２９日 追記
事件当初は、暴力団同士の抗争と見られていましたが、それにしては不自然な点もあるため、現在では、余嶋氏個人に対する怨恨の線が濃厚だということです。
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【中華そば龍の髭】は食べログ高評価のお店だった
神戸市長田区にある【中華そば龍の髭】は、テールラーメンとぼっかけが名物の、地元では人気のラーメン店でした。
食べログ評価は３．４９とまずまずの高評価。
名物の【絶品長田テールラーメン】は、お値段１杯７５０円。
口コミを見ても、安くて美味しいお店のようです。
前回はテールラーメンをいただきましたので、今回は｢ぼっかけラーメン｣を、なんと550円！ スープは鶏がらの様な繊細な口当たり良い美味い牛テールスープ、焼肉のシメに頂くあの優しい味わいがスープと言うありがたさ 麺は国産小麦のストレート細麺 スープが優しすぎて麺が逆に小麦の香りが楽しめます。 ｢ぼっかけ｣ですが、地元神戸名物の牛すじを甘辛く炊いた、私はこれが好きでお好み焼きとかうどんとかに投入しがち(ΦωΦ) 半玉ゆで卵をペロリといただき美味いスープ完飲完食ごちそうさま！
この感想を見る限り、決して、いい加減な営業をしているお店ではありませんね。
地元の評判は、とてもよかったようです。
上の写真はテールラーメン（食べログより）です。
こんな安くて美味しいラーメン店を営む人が、本当に暴力団組長だったんでしょうか？
店主の余嶋学氏は、山口組系弘道会傘下組織、湊興業の組長だった
余嶋学（よじままなぶ）というのは本名ですが、彼は、別名、湊学（みなとまなぶ）という名前を持っています。
初代弘道会・板本組若頭を経て、弘道会直参に昇格。 上納金滞納や湊興業本部事務所を購入した際の弘道会本部からの出資金返済など金銭問題を抱えており、完済の見込みが立たない為、直参から出身組織・米川組の相談役への降格を申し入れるも却下される。 神戸市長田区でラーメン店の店主として、自ら店に出て調理している。 2023年4月22日午前11時ごろ、勤務する神戸市長田区のラーメン店の厨房内で、何者かに射殺された。享年57歳。
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５ちゃんねるによると、
弘道会湊興業の余嶋ですが会費を滞納し今後も払える見込みがなく、直参を降りて、余嶋の出身組織米川組の相談役に降格させてくれ。米川の吉島とは話はついている。と弘道会本部に言うも簡単に却下されました。 組員もいなくなり事務所も閉鎖、ヤクザする意欲も全くなく、神戸市長田区東尻池「龍の髭」というラーメン屋さんを経営していて、余嶋自身も店に出て調理してます。 湊興業の事務所買う時に本部から出してもらった３０００万の返済も滞ってます。 この前は会費滞納で加藤組の加藤英喜が降格させられましたが、こんなの一部で飯も食えず会費も滞納してるのがほとんどです。
とあります。
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神戸山口組を研究する会によりますと、
湊興業は名古屋を本拠地とする、三代目弘道会の傘下組織としては、神戸で唯一の組事務所です。 余嶋氏は、初代弘道会から三代目弘道会まで、若中（わかちゅう）をつとめました。 山口組の分裂によって、場所的に湊興業は苦しい立場に置かれ、分裂抗争のあおりをうけて、組事務所も何者かに侵入され、内部を荒らされるという憂き目にあいます。 やがて神戸市などが警戒区域に指定されたため、事務所自身が使用禁止となってしまいました。 その上、弘道会から出資してもらった３０００万円の返済のめども立たず、組員も離れ、一人組長となっていたようです。
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やくざとして、苦労していた様子ですね。
唯一のシノギがラーメン店だったのでしょう。
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※２０２３年４月２９日 追記
余嶋氏は、やくざから足を洗いたがっていたそうです。
しかし、余嶋氏が組長を務める湊興業は、弘道会直参の組事務所としては、神戸で唯一の事務所です。
暴対法の厳しくなった現在では、新しく組事務所を構えるのも容易ではないため、なかなかカタギにはなれなかったようです。
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余嶋学氏の逮捕歴
２０１１年１１月 輸入雑貨販売業の男性から、１億円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで逮捕。 存在しない金銭トラブルを理由に因縁をつけ、「俺は弘道会だ。借金はお前が払え」と恐喝した。
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２０１６年４月 知人が酒気帯びなのを知りながら、車に同乗したとして、道路交通法違反の疑いで逮捕。
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２０１６年５月 神戸市のバーの店長に因縁をつけて脅迫し、頭を踏んで怪我を負わせたとして、余嶋組長ら３人が、暴力行為等処罰法違反と傷害の疑いで逮捕。 その後、神戸地裁で無罪の判決を受ける。
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２０１６年５月 神戸市のバーの店長に因縁をつけて脅迫し、頭を踏んで怪我を負わせたとして、余嶋組長ら３人が、暴力行為等処罰法違反と傷害の疑いで逮捕。 その後、神戸地裁で無罪の判決を受ける。
４回ほど、逮捕歴もあるようですね。
酒気帯び運転を除けば、暴力団の活動によるものですね。
余嶋学氏のインスタグラムから見えるラーメン愛・家族愛
余嶋氏はガタイがよく、腕っぷしがよかったとのことです。
４度の逮捕歴を見ると、恐喝、傷害、詐欺と、怖い罪状が並んでいますね。
しかし、彼のインスタグラムを見ると、また違った一面が見えてきます。
ずらっとラーメンの画像が並び、食べ歩きをしていたことがわかります。
自身がラーメン店を営んでいるのですから、研究のためかもしれません。
また純粋にラーメンが好きなのかもしれませんね。
楽しそうに仲間と団らんする様子、家族との日々。
インスタグラムには、暴力団ぽいところは、ひとつもありません。
ラーメン屋の気のいいおやじ。
家族思いのやさしいお父さん。おじいちゃん。
そんな余嶋氏の姿が見えてきます。
まとめ
【中華そば龍の髭】の店主、余嶋学氏は、山口組系三代目弘道会傘下の湊興業の組長、湊学氏。
暴力団組長でした。
口の中に拳銃を突っ込まれて殺害されるという悲惨な最期は、おそらく、彼が身を置いていた暴力団がらみの事件なのでしょう。
現在のシノギはラーメン店しかなく、やくざとしてやっていけなくなり、足を洗いたがっていたという話も聞きます。
弘道会から出資してもらった３０００万の返納に加え、上納金も払えなかったとのことですから、お金には相当困っていたと思います。
お金を返せなかったから命でけじめをつけさせれたのか。
それとも、足を洗おうとしたため、見せしめに消されたのか。
犯人はおそらく暴力団がらみで間違いないでしょうが、その詳しい動機まではわかりません。
あくまで想像の域を超えませんが、なんとか普通にラーメン店主として、生きていく道はなかったのか。
神戸の人気ラーメン店だけに、店主の余嶋氏の抱えていた闇を深く感じました。
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