7月23日、TKOの木本武宏氏が、かねてから報道されていた投資トラブルの件で、松竹芸能の契約を終了しました。
松竹芸能によりますと、クビにしたわけではなく、木本氏自身からの申し出だったそうです。
木本氏は謝罪とともに、近日中に詳細を説明すると語っています。一体、何があったのでしょうか。
サンド伊達氏の発言
サンド伊達 投資トラブルのTKO木本とのやり取り明かす「巻き込まれてもうた、って言ってた」
「あんな良い人、いないからね。“すごいおいしいパンを見つけたよ”って、わざわざ送ってくるんだから。流行りの生食パンみたいな、初めて教えてくれたのは木本さんだからね」
「木本さんに連絡は取っているんだけど、いややっぱり“巻き込まれた”って言ってたよ」
サンドイッチマン 伊達氏
サンドイッチマンの伊達みきお氏の話では、TKO木本氏の人の好さが垣間見えます。おいしいパンをわざわざ届けてくれたり、気配りをする人だった様子。今回の投資トラブルも、木本氏が故意に起こした詐欺ではないのでしょう。
伊達氏が、「（木本氏が）巻き込まれたって言ってたよ」と発言していることからしても、おそらく木本氏にとっても想定できなかった事態なのでしょう。
一時期は数千万円の残高の記録された通帳を見せたりしていたので、この件の以前は投資でかなり稼いでいた様子。ただ、この「稼ぎ」も木本氏本人だけの実力で稼いだわけではないようです。今回の投資トラブルのポイントはそこにありそうです。
北野誠氏の発言
北野誠 TKO木本の投資話に「えらい目に遭うから、今すぐ手引かしたほうがええ」と“助言”していた
何年か前にうちのマネージャーから“TKOの木本さんが投資でもうけてるみたいなんですよ”って聞いたんです。その時は株とか為替とか暗号通貨とかそのへんなんかなと思ったら、どうも投資のプロに金を預けて運用してもらって利益が出てると聞いたんです。俺はその時、うちのマネジャーに“そんなもん絶対えらい目に合うから、今すぐ手引かしたほうがええよ”って、投資は自分の金で自分の判断でやらないと、もめる元やからって」
「投資は僕も自分で株とかFXやってるから分かるけど、あんなもん人と一緒にやって暴落した時とかそんな局面出てくるから、えらい目にあうよって、だからそんな奴とやらんと自分でやっといたらええやんって。それか投資信託に金預けた方がましって言うてた。それがちょうど1年ぐらい前」
北野誠氏
北野氏の語る通りだと思います。今回の問題は、「自分の金で自分の判断で」投資をせず、他人に一任したから起こった悲劇です。おそらく木本氏は連絡の取れなくなった知人を完全に信用していたのでしょう。確実に利益を出してくれると。これまで数千万円ももうけさせてくれたように。
しかし、投資をする人ならわかると思いますが、投資に絶対はありません。
そして、無くなったら困るお金で投資をしないのも鉄則です。 どの証券会社で口座を開くときも必ず聞かれます。余剰資金ですか？ そのお金が無くなったからといって生活に支障をきたしませんね？ 証券会社は「必ず増やす」なんて約束はしませんよ？ リスクがあるのはわかっていますね？
この「投資の基本」を木本氏は稼ぎ続けるうちに忘れてしまったのかもしれません。
もうひとつ付け加えて言えば、木本氏に誘われたからと言って、よく知らない他人が運用するのに大金をホイホイ出してしまった被害者の方も、マネーリテラシーがなかったという他ありません。
木本氏は自分が「絶対に稼げる」と過信しているものですから、他の人にも「美味しい目」をさせてあげようと単純に考えたのでしょう。甘い！ 投資に絶対はない！ 上がるときもあれば、下がるときもある。 利益が出続けることはありえない。プロの投資ファンドのマネージャーがどれだけ苦労しているか。
しかし、今回は木本氏が詐欺を働こうとしたわけではありませんが、そういう「うまい話」にコロッと騙される人が多いのはゆゆしき事実です。
ようやく高校生の家庭科で投資について学ぶことになりましたが、遅すぎるくらいだと思います。日本人は概してマネーリテラシーが低く、投資に安易に飛びつくか、毛嫌いするかのどちらかに偏ります。
あなたは正しい投資知識を得てくださいね。 投資をするためだけでなく、正しい判断ができるように。
木本氏の今後
木本氏が大金を溶かしたわけではないにしろ、「増やしてやる」と約束して大金を預かったからには責任があります。お金を預かった人に賠償しなければなりません。
そして、木本氏にはそんなお金はないでしょうから、被害者からの訴えがあれば、自己破産の申請をするしかないだろうと思います。
自己破産によって被害者への債務は免責されますが、それで信用が戻るわけではありません。今まで一緒に仕事をしていた仲間たちですから、知らん顔もできないでしょう。
夜逃げして行方をくらます人も多いですが、報道を見ている限り、彼は逃げないでしょう。心配なのはメンタルを病んだり、世を儚んだりしないかということです。そこだけ耐えてくれれば、自分にできる責任は負える人でしょう。
破産した人に対して世間は冷たいです。復帰は難しいかもしれません。
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ひとつの希望は、連絡の取れなくなった知人の「投資のプロ」に対して債権があるということでしょうか。木本氏に仲間の芸人たちはお金を預けましたが、そのお金を木本氏は知人の「投資のプロ」に預けています。
その「投資のプロ」が見つかれば、いくらかは手元に残っているかもしれません。もしも「詐欺」として警察が動くことがあれば、関係者としてその人物の捜索もあるでしょう。
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これから世間の厳しい目にさらされますが、どうか木本氏には逃げることなく、問題に立ち向かってほしいと思います。弁護士などに間に入ってもらって、少しずつでも被害者に弁済する道がつけばいいのですが。
松竹芸能の契約を解除されましたから、今後の仕事を探すことも急務です。生活もかかっているでしょうから。助けてくれる知人がいればいいのですが。いつの日か復帰してほしいと願っています。
今回も最後までお読みいただいてありがとうございました。感謝です！（春香拝）
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