グッドウィル 善行を強要する奇妙なランサムウェア

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パソコン B級ニュース

善行を強要するパソコンウィルス

2週間ほど前、グッドウィルというパソコンウィルスがニュースで報道されていました。グッドウィルはランサムウェア(身代金ウィルス)の一種です。普通のランサムウェアは「人質」にとったデータを復元するためにお金を要求しますが、このグッドウィルは善行を施すことを要求します。

要求の内容は、以下の通りです。

  1. ホームレスに新しい服を寄付する
  2. 13歳以下の恵まれない子ども5人を、ドミノピザやピザハット、ケンタッキーへ連れていき、ごちそうする。(どこか1つでいいのでしょうか?それともピザ+チキン?)
  3. 治療が必要なのに病院代を支払えず困っている人に援助する

この3つの善行を施し、その様子をインスタグラムとフェイスブックに投稿しなければなりません。その記事のリンクやスクリーンショットなどを犯人に送信し、最後に「グッドウィルの被害に遭ったことで、自分がどれだけ優しい人間に代わることができたか」を投稿することで、犯人側からパソコンをもとに戻すキットが送られてきます。

しかも、2の善行、子どもたちのごちそうについては追加の指示があります。美談をビデオストーリーに仕立て、特別のフレームを使わなければなりません。そのフレームには「私は困っている人たちを助けます」「私は親切です。大変大変親切です」と書かれてあります。

ロビンフッド(義賊のこと)の一種だということなのですが、ターゲットがはっきりしません。大企業だとか、政治家とか、そういう大物を狙っているわけでもなさそうです。そういうところはガードが固くて狙いにくいかもしれませんね。まだ「善行」の記事が続々と発見されているわけもなさそうで、そんなに被害者はいないのでしょうか?最初にこのランサムウェアが発見されたのは3月とありますが、それからそんなに被害報告がないようです。もしかしたら技術的な「遊び」かもしれませんね。

ランサムウェアに備える

こういったランサムウェアが届くのは、大企業に限りません。よく「うちは小さい会社だからそんなウィルス来ないよ!」なんて根拠のない自信をお持ちの社長さんがいらっしゃるのですが、そんなことありませんからね!ぜひ、対策をお取りください。

また、会社ばかりではありません。個人でパソコンを使っていて、お家で感染することもあります。企業のIT部門の方なら、サイバー攻撃などに備えておこうという意識があると思いますが、もう、それは企業に限りません。素人の一個人のパソコンでも同じです。

知らないメールの添付ファイルを開かないとか、ウィルス対策ソフトを最新にアップデートするとか、基本的な対策はもちろんのこと、大切なのは、万が一そういう事態に陥った時、すぐに相談できる環境を持つことです。

私は保険代理店ですから保険の立場から紹介しますが、現在、多くの損害保険会社からサイバー保険が販売されています。中小企業向けばかりではなく、ご家庭用の契約もあります。万が一の時の損害を補填するお金も大事なのですが、たいていのサイバー保険には相談窓口がついています。この相談窓口が大切なんですよ!

ある日突然サイバー攻撃を受けたとして、一番に何をすればいいか、十分に訓練されているでしょうか?そういう企業さんもあるとは思いますが、普通は、驚いて何をしていいかわからないと思います。そういう時に、その相談窓口に電話やメール、チャットで指示を仰ぐことができます。会社の機密だけでなく、お客様の個人情報など、様々な問題が起きますので、一刻を争います。その時の対応いかんでは、企業としての信頼を失います。

一度、お世話になっている保険代理店さんに、聞いてみてくださいね。いろいろ教えてくれると思いますよ。

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