ジャニーズのコンサートに行きたくて 特殊詐欺に手を染める

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B級ニュース

夢のためには特殊詐欺も?

福岡からジャニーズのコンサートに行きたいがために上京していた女性が、なんと特殊詐欺に手を染めてしまいました。

 この女性は福岡県の風俗店で働いていましたが、コロナ禍で仕事がなくなって寮も追い出され、ジャニーズのコンサートに行きたいという思いから上京していました。住むところもなくネットカフェ難民となっていたようです。

 ネットカフェで仕事を検索したのでしょう。やがてヒットしたのが闇バイトでした。特殊詐欺の受け子(被害者からキャッシュカードを受け取る役)、出し子(だまし取ったキャッシュカードを使って実際に銀行から現金を引き出す役)をしていました。

 役回りは女性銀行員とのことで、スーツも購入した様子です。余談ですが、そのスーツを使って就職活動はできなかったのでしょうか。住所不定のネットカフェ難民の就活ハードルは確かに高いですが。。。

問題の背景は?

 このニュースを見て感じたのですが、欲しいものを手軽に手に入れるためにパパ活をする女子高生の姿と重なりました。十分に欲望を満足させるにはそれなりのお金がかかります。ですから普通の常識人は自身の手持ちのお金と相談して調整するわけですが、そのあたりの心理的な訓練ができていないと欲望のほうに強く引っ張られて違法行為に手を染めることがあります。男子ならカツアゲやかっぱらいに走ることもあるでしょう。

 もう1点。ある意味では彼女はコロナ禍の被害者でもあります。もともと働いていた風俗店の営業が続いていれば生活するお金もあったでしょうし、それを貯金することで年に1度くらいは東京であこがれのジャニーズのコンサートに行くこともできたでしょう。もちろん違法行為など手を染めずに。

 風俗などセックスワーカーの人たちには十分に政府の支援が行き届きませんでした。関西のデリヘル事業者が性風俗事業者がコロナ給付金の対象外とされたことを違法だと訴えて、東京地裁でそれが退けられた判決は記憶に新しいです。

 この手の話を聞くたびに思うのは、性風俗業者への偏見です。「立派な、まっとうな仕事ではない」との意識です。では、風俗嬢が貶められるのならば、風俗通いの男性は貶められないのでしょうか?それは根に男尊女卑があるのではありませんか?

 たしかに、夫が性風俗に入り浸っていて心地よく感じる妻はいないでしょう。その点は私も女性ですからよくわかるのです。しかし、風俗嬢に相手にしてもらっているおかげで極端な性犯罪に走らずに済むといった、ある意味セーフティネットになっている一面もあります。これは一般大衆の利益となります。

 人間には本能として性欲があります。これは動物として種を保存するために備わっているものです。なぜか人間は動物と違い、年中発情するので困るのです。これを理性で上手にコントロールできない人も出てくるわけです。AVしかりポルノビデオしかり。これはそういう人たちが道を踏み外さないためのセーフティネットでしょう。

 あまりに過激なものは仮想と現実の区別がつかなくなって、逆に性犯罪をあおってしまうかもしれません。注文を付けるとすればあおらずに、欲望を吐き出させて、仮想世界で完結するような作品をお作りいただきたい。平和に暮らしたい女性としての希望です。

まとめ

 特殊詐欺はいけません。何があっても。この女性の場合は「ジャニーズのコンサートに行きたい」という短絡的なものでしたが、生活に困り、仕事もなく、藁をもつかむ思いで悪いと知りつつ手を染める人もいるでしょう。

 生活のセーフティネットがもっと活用されるべきであると考えます。生活保護の手続きやハードルをもっと低くすべきです。生活保護を受ける人をさげすむ風潮は誤りであると考えます。なぜさげすむのか私には理解できません。生活保護は国民の権利です。一部に悪用する人が悪目立ちするので行けないのです。そういう詐欺師を厳しく取り締まる一方で、本当に必要な人には手を差し伸べなければならない。強くそう思います。

 生活保護がきちんと機能すれば、生活苦からコンビニ窃盗をするような犯罪は激減すると思います。そうすれば国家財政にもプラスになりませんか?取り締まりにも、収監にもお金はかかります。お金の話は抜きにしても、防犯上、犯罪率が下がることは国民の利益であると考えます。いかがでしょうか。

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