火葬場で遺体が爆発した!? 火葬場事件簿2選

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B級ニュース

ペースメーカーが爆発

 少し古いニュースですが、火葬場でご遺体が爆発したことがありました。

→ ペースメーカー爆発?!火葬場職員 危うく失明寸前(LPlanner)

 2012年の事故です。九州宮崎県の火葬場でご遺体の焼却中、爆発が起きました。職員が危うく失明する大惨事になるところでした。

 ご遺体が焼かれる時に爆発することなんてあるんでしょうか? はい、あるんですね。ペースメーカーが埋め込まれている場合です。葬儀社ではペースメーカーが埋め込まれているか教えてほしいと医療機関にお願いしているのですが、「守秘義務があるから」「メーカーから爆発しないと聞いている」とのことでなかなか教えてもらえないとか。ご家族の方から葬儀社に伝えておいたほうが安全です。

 ペースメーカーが熱で破裂すると大爆発が起き、炎や肉片がすごい勢いで飛び散るので危険なのです。宮崎県の事件ではご遺体にペースメーカーが入っているのを知らずに、ご遺体の焼却状況を確認するためにのぞき窓から確認した瞬間に爆発が起きました。ペースメーカーの部品やご遺体の肉片が顔にかかったそうで、もう少し位置がずれていたら目にあたって失明するところでした。

 ペースメーカーが入っていることがあらかじめわかっている場合は、ご遺体にしるしをつけるなどして確認するそうですが、このご遺体にはしるしがついていなかったようです。当の職員さんは、事件後は必ず防護眼鏡を装着するように気を付けているとか。

 私たち素人は、ご遺体が静かに人の形を保ったまま焼けていく様を想像しますが、そんなことはないんですね。筋肉は熱で縮んで収縮しますし、副葬品に危険なものがあればやはり爆発の危険もあるでしょう。故人を悼む気持ちもよくわかりますが、補聴器などの機械ものは特に、お棺には一緒に入れないようにしたほうがいいですね。

ご遺体の中に赤ん坊を縫い込んだ!

  こちらは1948年の事件。胃がんで亡くなったご遺体の焼却中、焼けていくご遺体のおなかの中から赤ん坊が2体、飛び出してきたのです。

→ 男性の遺体の腹に「赤ん坊」を縫い込んだ…東大卒医師の残酷すぎる行いのすべて(現代ビジネス)

 現在ご遺体を焼くときはガスや石油を使って短時間で焼きますが、当時は石炭や薪を使い、半日くらい時間をかけてご遺体を焼くことも少なくなかったそうです。火力も現在に比べて弱く、ご遺体が生焼けにならないよう、時々のぞき窓から様子を伺うことになってました。

 ちょうど係員がのぞき窓から様子を見たタイミングで、ご遺体のおなかの手術用の糸がぷちぷちと熱で焼け切れ、中から赤ん坊のような肉塊がふたつ飛び出してきました。ご遺体は男性です。妊娠していたわけがありません。

 この奇怪な出来事に急遽、ご遺体の焼却は中止され、警察が呼ばれることになりました。

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 実は、ご遺体が亡くなった病院で、男性は解剖されていました。担当の医師は自身の学習のため、がんにり患した内臓を保存しておきたいと考え、すべて取り出して保存していたのです。

 このことは遺族には知らされていませんでした。ご遺族には腹水を抜くために一度おなかを切る、とだけ説明され、何度も手術されて苦しんだご遺体のおなかを切らないでほしいとのご遺族の意向を押し切って、秘密裏に解剖は行われました。

 ご遺体の内臓はすべて取り出され、空っぽになったおなかに必要なくなったホルマリン漬けの赤ん坊の遺体が2体詰め込まれました。それでもあまる空間には新聞紙や脱脂綿が詰め込まれ、何事もなかったかのようにおなかは縫い合わされました。ご遺族は何も知らされていなかったのです。

 もちろんご遺族は立腹され、大事件となりました。

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 ところで、これは特異なことだったのでしょうか? 私たちが常識で考えればありえない暴挙だと思います。しかし、ご遺体のおなかに赤ん坊を詰め込んだ医師は、ひとりで解剖をしたわけではありません。当然、助手がついていました。助手を務めた看護師に話を聞くと、「特別なことではない」と答えたといいます。

 難病でなくなった患者さんのご遺体から研究のために内臓を取り出すことはよくあることで、特別なことではなく、空いたおなかに元のふっくらした形を保つために新聞紙や脱脂綿を詰めることはよくあると。別の患者の内臓を詰め込むこともあったそうです。

 詰め込まれた赤ん坊の身元もわかりました。赤ん坊自身の病気のため、出産に耐えず、死産してしまったご遺体だということ。お母さんは赤ちゃんを返してほしいと頼みましたが、医師は研究のため、返却に応じなかったそうです。その最後がこうやって、見ず知らずのご遺体のおなかに詰め込まれたのでは、お母さんとしてもやりきれないでしょう。

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 この医師は、とんでもないことをやってしまったと反省したでしょうか? 実はそうではありません。難病の患者さんから研究のために内臓を提供してもらうことは普通のことで、空っぽになったおなかをよりふっくらと生前のかたちに近づけるために中に何かを詰め込んで返すのは、ご遺体を思いやっての行為だと述べています。

 大半の社会の反応はセンセーショナルに掻き立てられたものでしたが、「研究者としては理解できる」との意見もありました。それにしても、やはりご遺族に説明し、承諾をもらう責任はあると思いますね。この医師は死体遺棄罪、死体損壊罪で逮捕されましたが、結局起訴猶予処分となりました。その後、遺族との示談も成立しています。

まとめ

 以上、ご遺体焼却にまつわる事件簿2選、お届けいたしました。どうでしたか?

 最後にもうひとつ。焼却中にご遺体が息を吹き返したら・・・どうなるんだろうって考えたことありませんか? お葬式中に棺桶からご遺体が起き上がることはたまにあるそうですよ。仮死状態なのを死亡判断されてしまったケースです。

 あなたが死んでしまって、お葬式も終わり、焼却場へやってきたとしましょう。いよいよ点火され、周りは火の海。そこで目が覚めた・・・。慌てて壁を叩こうにも、声を限りに叫ぼうにも誰も助けに来ない・・・。いや、考えただけで怖いです。しっかり?死んでから焼却してほしいものです。

 実際、こういう心配はあるのでしょうか? かなり昔はあったそうです。生き返ったご遺体が壁をどんどん叩く音が聞こえても、どうせ助からないので放置するなんて話も聞いたことがあります。

 しかし現在ではありえません。この点を詳しく答えてくれている記事がありますのでご紹介しますね。

葬祭業の者です。 安心して下さい。

火葬炉内で生き返る可能性は、完全にゼロです。

医師の死亡診断が下されたら、現代では必ず死後処置を行います。これには、体液の流出を防止するために鼻の穴の奥や喉を綿花や凝固剤で詰める作業が含まれています。当然これによって気道が塞がれますから呼吸が不可能になります。どうしたって生き返りようがありません。病院で亡くならなかったとしても、同じことを葬儀社が代わって行います。

万が一でも医師の死亡診断に誤りがあったとしても、この死後処置によって死亡が確定してしまいます。

以上の理由からもはや余計なことですが、火葬を24時間待つ※間にご遺体にはドライアイスが施され冷却されます。この冷却は、体全体を冷やすものではなく腹部など局所的に内臓や血液を凍らせ血流を止めるものです。よって、これも蘇生が起こりえない理由の一つに加わります。

※法律で死後24時間以内の火葬の禁止があります。 この法律の制定当初は蘇生の可能性を考慮したものでした。その必要が無くなったと考えられる現代でも変わらないのは、社会的にも周囲がその人の死を現に認めるに足る時間が必要なことや、犯罪による証拠隠滅を防止することでも1日以上ご遺体を置くことには意義があるからだと考えて良いでしょう。

Yahoo!知恵袋より

 ご遺体の死後処置をされた時点でアウトですね。これまでに仮死状態でないことをしっかり確認してもらうしかありませんね。

 心静かなご葬儀、火葬でありますよう、お祈りもうしあげます。今日はこのへんで。

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