ゆたぽん(少年革命家)は児相案件?
「少年革命家」のゆたぽんは不登校のユーチューバーとして有名ですね。
全国の不登校の子どもたちに元気と勇気を与えることを目的に、クラウドファンディングで資金を募り、日本全国を回っています。
このスタディ号での旅でも様々な非難がされました。
クラウドファンディングを募った本来の目的、不登校の子どもたちに元気と勇気を与えることより、グルメツアーの色合いが濃いのじゃないかとか。
その声に反応して、大阪での不登校の子どもさんとの触れ合いを動画にしてアップしたりもしました。
Repezen Foxx(旧レペゼン地球)の動画では、ハーバード大学へ行きたいと望むものの、九九が満足に言えないなど、中学2年生相当の学力がないのではないかとも言われました。
ゆたぽんくんが、
九九ができひんとか本気にしてる奴マジで笑えるねんけど、エンタメもわからんとか終わってるやんw
ゆたぽんくんのツイート
と反論したのもニュースになりましたね。
この件はひろゆき氏に強烈に批判されました。
九九が出来ないのを指摘されて、「マジで笑えるねんけど」と強がったのは、ホントにわからないからなんだろうなと、かえって思われたんじゃないかと思いますが。
ゆたぽんくんは小学3年生で不登校になったそうですから、その後、まともに小学校の勉強をホームスタディで補わなかったとしたら、学力が身についていないのも当然です。
ハーバードへ行きたいという大きな夢は素敵ですが、そこへ到達するためにはコツコツと努力が必要ですし、塾に500万円かかるとの試算をしていましたが、学校へ行かなくてもホームスタディで十分だという理想には矛盾しないのでしょうか。
まあ、そのあたり、色々思いますが、それはいいとして。
今日、ゆたぽん家は、児童相談所が介入すべき案件だという記事が出ました。
記事によりますと、ゆたぽんくんが「同世代の子どもを羨ましそうに見ていた」というのです。
不登校の少年革命家がウリのゆたぽんくんですが、本心では学校に行きたいのではないかと言われています。
ゆたぽんくんが炎上すればユーチューブ視聴も伸びますから、親の金儲けのために利用されているのではないかとも言われているんですね。
もしもそれが本当だとすれば「児童虐待」に当たるとのことです。
専門家である家庭カウンセラーの山脇由貴子さんによるとこうあります。
「親が子どもを学校に通わせない、金もうけの道具にするというのは、いずれも児童虐待に該当します。7日間以上欠席した子どもについては教育委員会への報告も義務付けられています。その場合は児童虐待として児童相談所に連絡が行き、児童相談所が子どもの安否確認、意思確認を行います」
「(目撃情報の)同年代の子どもをうらやましそうに見ているということ以外は、親とずっと一緒だと発見は難しいと思います。子どもの意思が分からず、無理に連れまわされている危険はあると言えるでしょう。親に支配されている兆候としては、親のことを怖がる、顔色をうかがう、親の様子を気にしているなどがあげられます」(山脇さん)
「不安定な生活環境、不規則な生活は成長に影響を与える場合があり、身体の発育が遅れる、栄養バランスの崩れによって病気になりやすいなどは考えられます。車中泊は児童虐待に該当すると言えますので、児童相談所が保護する対象となります。また直接的な同年代との関わりがないこと、父以外との人間関係がないということは、将来的に人と関わる力が育たず、対人関係で支障を来たすことと言えます」(山脇さん)
週刊女性
また、ユーチューブで現在、炎上していることについては、
「自己評価が下がり、自己否定感を抱くようになり、重症化すると希死念慮(自殺願望)を抱いたり、自分を傷つけたりすることも考えられます。また、対人不安、対人恐怖も起こり得ます。父が暴言や誹謗中傷から守ってくれなかったという思いは、深刻なダメージを心に与えるので、その影響でさらに自己否定感は高まります。また暴言を吐くことへの抵抗感がなくなり、直接的コミュニケーションでも人に平気で暴言を吐くようになり、人から嫌われ、孤立化する可能性もあります。十分、児童相談所が介入するべき家庭だと思います」(山脇さん)
週刊女性
と語っています。
ゆたぽんくん自身に今、緊迫した状態を感じることはなくて、たとえとても楽しかったとしても、将来的に、本来学ぶべき時に学べなかった、その大きな影響があり得るということだと思います。
たしかに、中学2年生の子どもが受け止めるには、全国的な誹謗中傷は大きすぎますよね。
ゆたぽんくんに「今、必要な教育」を施さない父親への問題視も大きいと感じました。
また、ゆたぽんくんが暮らすエリアを管轄する、沖縄県コザ自動相談所にも、ゆたぽんくんに関する相談が多数寄せられているそうです。
まとめ
私も正直、ゆたぽんパパには違和感を感じます。
どうしてゆたぽんくんに勉強させないんだろうと。
教育ママ的視点かもしれませんが、絶対に、将来、不利です。
九九もわからない学力では、ハーバード大学へも行けません。
それ以前に、学力が低すぎて、思考力が育たないと、詐欺師みたいな悪い人にコロっとだまされるかもしれない。
生きる力って、もちろん学校の学力だけじゃないけど、生きていくための底力としては絶対に必要な場面がある。
ゆたぽんパパは、普通に考えて、ゆたぽんくんより先にいなくなるのだから、彼がひとりで生きていけるようにしてやるのが親の務めでしょう?
ましてや、誹謗中傷されているように、ホントに子どもを金儲けのネタに使っているわけじゃないですよね?
これは、不登校の問題とは、まったく別の問題です。
ゆたぽんくんのいうとおり、学校にいくのが辛い子は無理に行く必要はない。
ホームスタディで学力をきちんと身につけて、そしてできたらフリースクールのようなところで、コミュニケーションも、無理なく体験できるといいと思う。
私も妹が不登校でしたから、彼女に「無理に学校に行かなくていい。ウチにいなさい」と伝えたので、そこは別問題なのです。
妹は完全に学校にいけなかったわけではなく、行ったり行かなかったりでしたが、勉強は私が家で教えました。
いじめられて不登校だったのは中学校でしたが、高校生では友達に恵まれて、楽しそうに登校していましたよ。
不登校とひとことで言っても、ずっとなのか、今抱えている問題が解決すれば行けるのか、はたまた発達障害などへの環境整備ができていないせいなのか、様々な背景があるのです。
まずは、普通に学校に行けるのが一番いい。
そのために、改善できることはないか、考えてみる。
それでもいじめなどで辛いとか、死にたいほど悩んでいるとか、学校に行こうと思うと体調が悪くなるくらいメンタルにきているとか、非常事態の時は、堂々と逃げたらいい。
でも、学校に行けている方が、人生、あとあと学ぶことが多いのはホント。
軽々しく「学校行かなくていい」は一見、本人の希望に沿っているように見えるけど、周りの大人はもっと未来を見て、それがその子にとって大きな不利益になる可能性も考えなければいけないと思います。
それと天秤にかけても、休ませるのが妥当か、それくらい、重い決断なのだと思いますよ。不登校はね。
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今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。感謝です!(春香拝)
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