国内コロナ感染　累計1000万人超える　日本で12人に１人「感染経験」

　ついに国内コロナ感染者が累計1000万人をこえました。実に日本では12人に１人が感染したことになります。

新型コロナ 国内の感染確認 累計1000万人超える | NHK

【NHK】国内でこれまでに新型コロナウイルスへの感染が確認された人が14日、累計で1000万人を超えました。このうち8割以上がこと…

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　1000万人を突破したのは14日のデータですが、今年2022年1月１日の時点では173万人。8割の感染者が今年に入ってのものです。これだけ見ても急激に感染者が増えたのがわかります。

　今年に入ってこれだけ急激に感染者が増えたのは、オミクロン株の影響です。オミクロン株は当初は感染しやすさに特化した変異株で、さほど重症化しないとされてきました。しかし最近置き換わりつつあるBA.5は当初のBA.2に比べて感染しやすさも、病原性も高くなっています。

　BA.5はスパイクタンパクに異変が起き、人体の免疫をすり抜ける性質を持つことに成功しました。このため、ワクチンで得た免疫をすり抜けてしまうことがあるのです。またラットを使った実験ではBA.2では感染してもあまり症状が出なかったのが、BA.5では体重も減り、肺の炎症も起こしていました。病原性も高まっています。

　ウィルスは宿主を全滅させると自身も増殖できなくて絶滅してしまうので、徐々に病原性を弱めるといわれてきました。反比例して感染しやすくなるものの、怖い病気ではなくなっていくのが通例とされています。

　しかし今回のオミクロン株BA.5に関しては、どうも当てはまらないようです。長い目で見れば今までの常識通り、感染しやすく病原性は弱い病気、普通のコロナウィルスによる風邪のようになるのかもしれませんが、それはずいぶん未来のことのようです。

　今日近所の主治医に聞いた話によると、医療機関でも4回目のワクチン接種を全国民に広げる話が取りざたされているとのこと。現段階では高齢者と持病のある人、医療従事者に広がり始めたところです。そのうちに国民全員になるかもしれません。

　まずは、マスクの着用や手指の消毒、三密を避けるなど、今までの感染予防対策を徹底しましょう。経済の回復を維持しつつ、できるところから努力をしていきたいと思います。

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